とても丁寧に、そして敏感につくりあげた印象です。室の組み合わせの精度と、スケール/細部のコントラストの妙なのかな?物質と空間の方向性が必ずしも一致していないような不思議な感覚をおぼえました。
食卓に面する300mm以上ありそうな壁は、実は戸袋兼。外観は面一で内観でも凹凸が意識されないので、小口見てびっくり。認識してる木造住宅の厚さじゃない。



私には哲学がないということです。哲学を持つには課題を信じることが必要です。わたしが作りたいのは、例えば、篠原一男のように、人が頭で理解できない建築です。人は見て理性で理解できない時、初めてそのことで考えだし、理解しようとするのです。その場合、その建築には感情的に動かされるということが前提条件です。直感的に動かされないとダメなのです。そういった建築の謎には、知的精神性を創造的に使うことによって到達できるのです。そんな建築を、私は作りたいと思っています。
───Valerio Olgiati



plain

鮮やかな解法というものか少し距離をとってみる



alibi

おそらく、

アルゴリズム、シミュレーションといったオープンエンドな設計の方向に増々シフトしていくことだろうと実感している。
建築史の中で久しぶりに変革期にあると思う。コールハースから引きずられた、ポストモダン以降のムーブメントかもしれない。
幾つもの方程式が同時であったり、時間に沿ったりして現出し、投入される。
設備や構造の数値的な式を投入することは至極当然のように理解できるが、美的主観は排他されてしまうようなプロセスなのか。
そんなことないというのを中山さんに明言化してもらったし、自分でも確信している。
渦中、私は何ができるか。

造形や構法、マテリアリティのトレーニングと、
アンテナバリ3。

言い換えれば、「センス」と「コミュニケーション」だ!!



method

経験/論理/偶発

experience/logic (not theory)/accident

偶発というより発見か!