本日は大安なので外出!
ぎりぎり午前中に地下鉄に乗って恵比寿ガーデンプレイスへ。はじめてきたので駅から少し迷った。なんで迷うかなー?その足で写真美術館へ直行!
先に見たのが二階の柴田敏雄のランドスケープ展。よく見かけるような土木的なものと自然との対比と予想してたのだが、なめていた。多くの作品の中の作為的であった土木物が最早地球的な時間の中に取り込まれ浸食され苔とかがついていて、一方の自然も錆などを受け、人工と自然の構図が柔らかく、入り組んでいて魅力的。全体的に大判カメラで引き延ばしている為か解像度が違う。すごく立体的で油絵のよう。そのうえ計りになるような物や人が見られないため素材感やスケール感が不思議。思わずアリゾナにあるクーリッジダムのポストカードを買ってしまった。予想外によかったので2時間もいた。
続いて地下一階の「イマジネーション 視覚と知覚を超える旅」へ。子供の頃よく作ったような視覚に関するおもちゃなどの歴史と、宇川直弘らの作品やインスタレーションが混じったフランクな展示。影絵やアナモルフォーズ、カメラオブスキュラとか原理や当時の機器などが紹介されていた。こうすればこの動物が作れるといった影絵の方法が描かれてあるカード集は欲しいなー。近森+久納の「道具の隠された正体」は特にいいぞ!泡立て器がとくにやばい!宇川の展示も視覚と感覚を組み直すことによってできる、おもしろい。
渡辺水季による虫眼鏡を用いたインスタレーションはすごく新鮮。プロジェクターとスクリーンの間に虫眼鏡を挿んでぼやけた映像の焦点を合わせるという仕掛け。映像がサスペンス仕立てになっているのがミソ。なんかいる!ってとこに終点を合わせるのが面白い。虫眼鏡の正しい使い方を模索していたら、僕の後ろに行列ができて美術館の人に指導される始末。
プラザでの少年達。最後に威張ってるガキがなんとも
駅に戻る際にすごいショートカットを発見!何百メートルもの動く歩道がありました。
最後にオペラシティのギャラリーでdiener&dienerの展示を。集中してたら結局四時間くらいここにいたけれど全く飽きなかった。すごく基礎的で重要。section1の敷地模型は配置と大枠の外形の考察として参考書になるね。建築する周辺の環境を肯定(若しくは信頼)した上で可能な手法なのかもしれない。例えば東京のような都市(資本優先的な)の中でもこの手法を発展することができるのかな。日本だとアトリエワンが近いかもしれない。勉強する意気込みでいくことを推奨します。ちなみに会場の中で山本夫妻を発見。

ドイツ語で「都市構造」なんちゃらと書かれたTシャツを購入したY氏
なんとも納得と疑念が残る展示。でもおもしろい。



カテゴライズした瞬間に今まで見えていたはずのものが見えなくなっちゃう

でも、新しいことに気づくことができる時もある。
大型量販店のことを、category killerっていう。