080606。朝からY-GSA見学のため、横浜へ。実は人生まだ二度目。一度目は例に倣って修学旅行での中華街。
茗荷谷→東京→横浜→馬車道とストレートで10:00からの飯田スタジオ。スタジオ見学は僕を含め三人。やっぱ倍率高いんだろうなー。早速エスキスが始まり、課題は地域に対しての建築的貢献的なことだった。なんとか山の街区とその周辺に対し、どのようにアプローチしていくか。またそのプロセスをどう展開していくかと言った内容。どうやら提出は一ヶ月切ったようで、飯田さんはカリカリしてた。けどいいこといってた。アシスタントの三浦さんは「今後、建築家の在り方の方向性が必ず変わるときが来る。よく言うデザインだけやってるような人は、さらに限られていくよ。」と、感心するコメント。

午後の山本スタジオは休講。なので行きそびれてたfoaの大桟橋へ。赤レンガを経由して、水平線と大桟橋。こりゃすごい。アプローチの道路を軸に一見、シンメトリーな構え。近づいていくと刻々と変化していく姿をダイナミックに感じることができる。まず流れに逆らわずデッキを辿る。シークエンスが見事。建築とランドスケープが交互に現れ、意識の中で融合していく。なんというかすごいジオメトリカルな様相なのに細部の人工的な美しさが現れた瞬間、建築を感じる。ポンツーンは直線的だが動線は滑らかに回遊性を誘導していく。うまいなー。次はデッキ階の中程からスロープをなぞり、折板の大空間へ。大スパンの空間に大して空間のあり方をエレベーターが一番説明している気がした。圧倒的な空間の中では、雑多な要素も秩序立って見えるものだ。駐車場も折板の反復。好きだなこういうの。

他のコンペ案は見ていないけど、このプロジェクトに対するこの上ない提案だったんじゃないかなと思う。久しぶりに世界水準のでっかいいいもんを体験して興奮してたなー。

夕方、お誘いしてくれたJosep Lluis Mateoのレクチャー。水系都市とバルセロナと自作といった内容だったと思うんだけど、スペイン訛は聞き取りにくい。ただでさえネイティブでも微妙なのに。極度に腹が減ったので講演終了後、片づけをほっぱらかし、組長を誘って飯とお酒。飯頼みすぎたし終電間近だし、まったくゆっくりできなかった。 KAIT工房見たかったなー。

25:00、池袋で池ちゃんとナカッキとミナミと、ショットガンとカラオケで朝まで叫び続けちゃった。

横浜駅は玄関口として最悪だった。結構ガッカリ。



いつも通り、やんなきゃいけないことが山積みだ。英語、筆記試験、即日設計、ポートフォリオと、マルチタスクは苦手なので、虱潰しに一つ一つやんなきゃだ。

某事務所の友人(同居人)のナカッキーが先ほど帰宅して、彼がメインでやってるコンペの案をみせてくれた。彼らしいドローイングで、彼らしい話の展開があったところで、「俺のパースってどんなんだ」という話。ナカッキーは定規と線の太さを用いて、奥行きや構成の対比を表現している感じ。一方の僕はシンプルなペンの線とこれでもかっていう影。なんのこっちゃって感じになりがち。自分でも無意識にペンを走らせているから、本人は詩的な空間と構成をアピールしているつもりなんだけど、プレゼン的には向いてない気がする。

比較ついでに主な同居人のインテリアから見る分析を試みちゃった。池ちゃんは清潔で洗いざらし。ナカッキーはシャープでクールなハリボテ感。んでおれはなんだろ、ざっくり感か、ジャンクかな?意外とタイプの違うことに気がついた。

そして晩飯はもう一人の同居人、杉やんとラーメン食って飯田橋のmassaってとこでaleを一杯飲んでバイバイ。カウンターが店の外の通りに面して配してあって、最近のお気に入りの屋外系。