おそらく、
アルゴリズム、シミュレーションといったオープンエンドな設計の方向に増々シフトしていくことだろうと実感している。
建築史の中で久しぶりに変革期にあると思う。コールハースから引きずられた、ポストモダン以降のムーブメントかもしれない。
幾つもの方程式が同時であったり、時間に沿ったりして現出し、投入される。
設備や構造の数値的な式を投入することは至極当然のように理解できるが、美的主観は排他されてしまうようなプロセスなのか。
そんなことないというのを中山さんに明言化してもらったし、自分でも確信している。
渦中、私は何ができるか。
造形や構法、マテリアリティのトレーニングと、
アンテナバリ3。
言い換えれば、「センス」と「コミュニケーション」だ!!
「プルート」の中で、終盤、アトムが目覚めたあと部屋中に計算式を書きまくって何かの答えを出した場面。
映画に出てくる数学者が、大学のでっかい黒板に計算式を書きまくって、方程式を解く場面。
一昔前に描かれた未来の街の想像図が、建物だらけ。
空間のために、建築のマクロな振る舞いから、ミクロな所作に主眼を移すことの意味が浮かび上がってきていると思っています。
アンチ平面信仰。
ファッションに気を配るよりも、化粧を入念にするよりも、お肌のコンディションを高めて美を獲得するっていうような。
インナービューティ。
諸刃ってことだね